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『少年犯罪―ほんとうに多発化・凶悪化しているのか』

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一昔前にメディアで叫ばれていた少年犯罪の多発化・凶悪化であるが、メディアの主張というものは基本的に鵜呑みにしてはいけない。言うまでもなく、メディアは自社の広告収入につなげるために、事実をセンセーショナルに誇張して報道する傾向にある。とはいっても、これはメディアだけに当てはまる事実ではなく、この世において他人から得る全ての情報に当てはまりうることだが。したがって、最も重要なことは情報について自ら考え、懐疑的な姿勢を保ち続けることである。
 
本書は、明治から平成にかけての各時代の少年犯罪の特徴とその取締りの歴史を解説した後、時代を経て変化する少年犯罪の変化を検討している。少年犯罪の特徴については、各年代の時代背景を考慮しながら詳細な事例をもって解説してある。しかしながら、少年犯罪の増減の変化に関する考察、つまり、「なぜ昭和26年において第一のピーク、昭和39年において第二のピーク、昭和58年において第三のピークを迎えたのか」という問いに対する答えが非常に手薄な気がした。もっとも、本書は増減の要因を探るものではなく、多発化・凶悪化に焦点を当てたものであるので、敢えて論を広げなかったのかもしれない。
 
著者が挙げる事例は、1997年に起きた神戸の連続児童殺傷事件と比肩するくらいに非常に凶悪な事件が昭和においても発生していたことを物語っている。ここにいう「凶悪」という基準は曖昧であるが、それらの事件は現代において発生すれば間違いなくメディアに仰々しく取り上げられるほどのものだと思われる。その反面で、同年の少年による殺人件数は戦後四番目に少ない数値であった。したがって、今日の少年犯罪は多発化しているわけでもなければ、凶悪化しているわけでもない。全てはメディアによる誇張された情報であるということが分かる。もっと詳しく現在の少年犯罪の動向を知りたい方は、少年犯罪は急増しているか(平成19年度版というサイトを参照してみて欲しい。少年犯罪の推移がグラフを使って分かりやすく解説されている。
 
こうしたデータを読み解くのは非常に複雑な作業である。というのも、そこには様々なファクターが存在し、全てを踏まえた上で分析するということ自体、統計学に関してほとんど素人の私などには不可能に近いからだ。例えば、上記の少年犯罪の総数についても、警察の取り締まりの変化などを考慮に入れると、また違った事実が浮かび上がってくるだろう。よく街角で盗難自転車の取締りをするために立っている警察官が、昭和の時代にも存在していたとは思えない。警察が力を入れる分野が異なれば、犯罪人検挙人数も変わりうるし、刑法がかわることも同様に大きな影響を与えるファクターだろう。
 
ただし、一つだけいえるのは、こうした未知のファクターを考慮したとしても、現代の少年刑法犯総数が1980年代の総数を超えることはほとんど不可能であり、それゆえ現代の少年犯罪は多発化・凶悪化している可能性は非常に低いということができるのである。

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2009-10-08(Thu) 18:32| 評論| トラックバック 0| コメント 0

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