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読んだ本を忘れてしまわないためのアウトプットの場。読んだ本の中でも是非皆さんに読んで頂きたい本を【お勧めの本】として紹介しています。本を選ぶ参考にしてみてください。

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人生で特に影響を受けた本たち

『2日で人生が変わる「箱」の法則』

2日で人生が変わる「箱」の法則
2日で人生が変わる「箱」の法則門田 美鈴

祥伝社 2007-09-06
売り上げランキング : 1884

おすすめ平均 star
star自分をみつめられた
star人間関係に悩んでいる人に
star自分と他人に優しくなりたければ読んでみてはどうでしょう?

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著者がいう「箱」とは、私達が自分自身を正当化するために自分自身に対して抱く固執した考え方のことである。例えば、自分は優秀・正当な者であると考える「箱」に入っている者は、他人を劣等・間違っていると認識してしまう。つまり、自分自身が優秀であると考えるがゆえに、相手が劣等と見なすことを正しいこととして正当化するのである。この「箱」は、人間関係において相手を蔑んだり批判的に見たりするための根拠として機能する。そうして相手を否定的に見ているうちは、自分自身の内に「平和な心」を得られるはずもない。そして自分が「平和な心」を有していないのに、人を平和にすることができるわけがない。
 
本書が特に優れている点は、個別に事例を挙げて法則を淡々と説明していくのではなく、様々な登場人物と一緒に読者が学んでいけるように内容が物語化されていることである。登場人物の一人ひとりに具体的な設定がなされ、それぞれの人がそれぞれの立場で持つであろう悩みを詳細に描き、それをキャンプ・モリアという二日間のセミナーで解決していく。例えば、ルーは家庭のことを省みない典型的なビジネスマン、キャンプ・モリアの講師はアラブ・ユダヤ戦争で父親を亡くしたアラブ人である。取り上げられる問題というのは、日々耐えない妻や子供との諍いからイスラエルの平和の達成の仕方といった具合に幅広く、どれも私達が実生活の中で少なからず直面し、頭を悩ませる問題ばかりである。こうした具体性は、著者の提唱する理論を理解するための大きな手助けになった。
 
ルーの考え方は私の考え方に非常に似ていた。例えば、
 
「・・・一方の見方が正しかったらどうなんです?対立している当事者全員が間違っているというんですか?一方の側の主張が明らかに誤っていても?」
 
これは誰もが抱く考えではないだろうか。「彼は間違っている。私の方が絶対に正しい」という考え方は、私達がよく陥りがちな考えである。そんな彼に、ユースフは答える。
 
「・・・私は子どもたちに日常の雑事が大事だろとどなりつけ、その大切さは正しいかもしれない。でも、それで私の求める手助けや協力がえられるでしょうか、敵対的な気持ちでどなりつけていて?」
 
どちらが正しいのかといった視点をもっている限り、良好な人間関係は築けない。誰もが自分を正しい者だと考えているのだから。では、そうした相手と関係を作っていくためには、お互いの正しさをいかに相手に伝えるかよりも、どのように相手と付き合っていくべきか、そのあり方自体が重要なのである。「自分が絶対に正しい」と考える「優越の箱」に私は長い間入ってきた。その箱から片足を出せたのは、本書にあるように他人を深く知ろうと努め、「物」ではなく「人」として認識できるようになったからであろう。
 
でも、ケンカ腰の相手や自分を全く理解しようとしてくれない相手にどう接すればよいのか、と考える人もいると思う。この世の中は正直者が馬鹿を見るのではないか、と。しかしながら、自分が損をするからといって相手に敵対していては、いつまで経っても争いはなくならない。自分を正しいと正当化する箱から脱し、自分が相手に対して一歩引くことで徐々にでも相手を変えていける可能性があるのであれば、試してみる価値はあるのではないだろうか。一見すると理想論かもしれないが、この理想を現実にどれだけ近づけることができるか。それに挑戦するのが私の人生における目標でもある。
 
 
つまるところ、本書が300ページにもわたって手引きしようとしているのは、日本語で言うところの「思いやりをもつ」ということであろう。こんなにも単純なことを、自己啓発書を読み、理論立てて難しくこねくり回さなければなかなか実行することができない自分自身を考えると、少し情けなくもなるが・・・しかし、本書は人間関係の中で生じる対立の関係を非常に分かりやすく解説してくれる。そうして対立の仕組みを認識することが、次の対立を引き起こさないための重要な一歩だ。したがって、自分自身の人間関係をもう一度客観的に見直すために本書を一読してみてはどうか。
 
私の好きな一節を一つ。以下は、パレスチナ出身のユースフが黒人の人種抗議を目の当たりにして、将来にわたって師事を仰ぐことになるベン教授と初めて言葉を交わす場面である。
 

『どちらのご出身ですか?』彼は騒ぎを見つめたまま、聞いていました。
『エルサレムです、パレスチナの』
彼は何も言いません。
私もまた乱闘のほうに目をやった。『彼らの気持ちがわかりますよ』暴徒と化した黒人たちをあごで示した。
『それはお気の毒だ』
私は面くらいました。
『私が気の毒? なぜですか?』
『あなたは、自分自身の敵になっている』彼は静かに、しかし、きっぱりと答えた。
『私が反撃したがっているからですか?私と同胞がこうむった不正を正したいと思っているからですか?』
彼は黙っていました。
『私が催涙ガスを欲しがるのも当然の状況なら、どうですか?』
『まさしく』
『まさしく?どういうことですか?』
『あなたはあなた自身の敵になっている』
――
こうして、私はベン・アリッグ教授に師事することになったのです」

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2009-08-06(Thu) 21:28| 自己啓発| トラックバック 0| コメント 0

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