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『ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学』

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ここでいう「時間」とは、生物を取り巻く全ての時間のことをいっている。著者は呼吸や心臓のテンポ、筋収縮の早さから寿命などの時間が、一般的に体重の1/4乗に比例すると主張する。つまり、サイズの大きな動物ほど時間も長くなっていく。この議論については、私が小学生位の時分に某番組で紹介されていたので漠然とした知識として知っていた。本書は恐らくその番組の基ネタにあたるのであろうが、10年経った今になって改めて生物学的な解説を読み、非常に納得のいく理解ができた。
 
アインシュタインの相対性理論が明らかにしたように、時間というものは絶対的に同一のものではない。私達の生活は時計や暦という時間単位に従っており、そうした区切りが絶対的なもののように学校では教わると思う。しかしながら、我々の時間概念が絶対的なものであると考えることが人間の傲慢さであり、他の動物には各々独自の時間概念を有している。例えば、ネズミと人間が同じ時間を過ごしても、前者は後者より多くのことを体験したと感じるだろう。言い換えれば、ネズミから見た人間は超スピードで動いているように見えるはずである。
 
人間の概念を他の動物に押し付けるような傲慢さを捨てない限り、動物と真に理解しあうことは難しいのではないか。単純に考えれば、人間の一般的な食事時間をゾウやネズミの食事時間として当てはめることができるのかといえば、それがどんなに馬鹿げたことか明らかである。ゾウは我々よりもっとゆっくり食事をするだろうし、ネズミはもっと早く食事を済ませるだろう。そして、日本人が一般的だと思っている食事時間(会社の昼休みは1時間であるので、およそ3040分くらいか)にしても、生物学的には決して正しいとはいえず、本来はアフリカ人のように23時間とるべきなのかもしれない。
 
しかしながら、こうしたサイズと時間に関する1/4乗則も、現在では全ての生物に当てはまる法則ではないことが分かっている。霊長類とコウモリの生理的限界寿命が、前述の1/4乗則よりずっと長いことが指摘されているし、ゾウ自身も1/4乗則よりは長く生き、ネズミ自身は1/4乗則より寿命が短い。実際に、ヒトの限界寿命を1/4乗則にしたがって計算してみると、26年という短さになってしまう。また、妊娠期間、乳離れ齢、性成熟齢など、発生や成長、成熟に関わる事柄、一般的に生活史と呼ばれる事象のタイミングは、綺麗な四分の一乗則に随わないそうである。(異説「ゾウの時間 ネズミの時間」参照)
 
こうした事実は少し残念な気もするが、1/4 乗則という法則が崩れたからといって、生物種間で時間概念が異なることが否定されたわけではない。相変わらず、ゾウが感じる時間とネズミの感じる時間は異なっている。
 
本書は時間以外にも様々な生物学的疑問を分かりやすく解説してくれている。例えば、島に隔離されると、サイズの大きい動物は小さくなり、サイズの小さい動物は大きくなるという「島の規則」や、どうして生物界には車輪が存在しないのかなど非常に興味をそそる議論が多い。生き物が好きな方にはお勧めである。

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2009-07-17(Fri) 11:01| 評論| トラックバック 0| コメント 0

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