FC2ブログ

Time is money, ya know

プロフィール

Author:ydog
読んだ本を忘れてしまわないためのアウトプットの場。読んだ本の中でも是非皆さんに読んで頂きたい本を【お勧めの本】として紹介しています。本を選ぶ参考にしてみてください。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリ

  • 未分類(3)
  • 日本文学(31)
  • 外国文学(4)
  • ビジネス書(21)
  • ミステリ(5)
  • 学術書(5)
  • 英語(1)
  • 仏語(2)
  • 政治(1)
  • 思想・哲学(2)
  • 自己啓発(7)
  • 評論(22)
  • ワイン(10)
  • お勧めの本(8)

リンク

RSSリンクの表示

FC2カウンター

<ブログを始めるなら>

ブログ 【FC2BLOG 容量1GBの簡単ブログ】

ブログを思い通りにカスタマイズしたいという方にはFC2ブログがお勧めです。初心者の方でも安心して使えます。ブログを作ったら、ブロともになりましょv(。・ω・。)

人生で特に影響を受けた本たち

「ジョージ・ソロス―投資と慈善の哲学 (NHK未来への提言)」

ジョージ・ソロス―投資と慈善の哲学 (NHK未来への提言)
ジョージ・ソロス―投資と慈善の哲学 (NHK未来への提言) George Soros

日本放送出版協会 2008-01
売り上げランキング : 144702

おすすめ平均 star
starソロスの入門書としては良い内容
star慈善家、政治家としてのジョージ・ソロス
star伝説的投資家ジョージ・ソロスの慈善家、政治家としての側面を知ることができる一冊です。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ジョージ・ソロスは、1992916日のブラック・ウェンズデー(暗黒の水曜日[1])において、自身のヘッジファンドを通じて100億ドルを投入し、イングランド銀行(イギリスの中央銀行)を相手に、90億ドル以上の利益を上げた世界有数の金融投資家である。そして彼は、1979年にオープン・ソサイエティ財団を設立し、これまでに開発途上国や貧困煮苦しむ人々、支援団体などに60億ドルもの援助金を投入してきた一流の慈善活動家でもある。本書は彼の慈善活動における哲学を、財団法人日本国際交流センター理事長である山本正との対談形式で紐解いていく。
 

ソロス氏の慈善哲学は、「”open society” (開かれた社会)の実現を目指す」ということに尽きる。”open society”とは、ソロス氏が生涯の師と仰ぐカール・ポッパーが提唱した概念である。ポッパーは、人間社会はあらゆる知に批判的な検討を加え、議論を重ねることで、世界を拠りよきものへと発展させていかなければならないと考えた。このような人間社会の土台となるのが、自由な個々人が自由に批判的な議論を行い、あらゆる政治体制や制度、倫理・道徳などに対して常に批判的な検討を加えることができる”open society”なのである。そして、”open society”を実現するためには、単なる民主主義制度の導入に留まらない、人間の包括的な安全保障が前提となる。思想の自由に留まらない身体の自由までを含んだ幅広い援助、それを実現することが投資家として成功したソロス氏が自らの人生の目的を考えた際に到達した答えなのである。

 
”open society”を達成する上で重要となるのは、市民社会の参加である。残念ながら、主権国家を統合していく上で非常に重要な役割を果たす機関である国際連合では、安全保障理事会に次いで権限のある総会における市民社会組織(NGO)の参加は認められていない。経済社会理事会においては協議資格制度を通じて各国のNGOが参加できる体制を整えてはいるが、経社理の権限は低く、担当する分野も限られている。こうした中でソロス氏が注目する国際機関が世界基金である。
 
世界基金は、年間約500万人の命を奪い、途上国開発の大きな阻害要因となっている三大感染症(エイズ、結核、マラリア)への対策を支える資金を提供する機関として、20021月にスイスに設立された。G7諸国をはじめとする各国の政府、ビル&メリンダ・ゲイツ財団などの民間財団や個人から幅広く資金を集め、意思決定を行う24名の理事の中に途上国NGO、先進国NGO、感染者組織、民間財団からそれぞれ代表が一人ずつ参加しており、市民社会が参加する国際機関として高く評価されている。
 
このような市民参加の趨勢に私は大いに賛成である。政府・企業と比べると市民というアクターはどうしても弱い。不均衡な力関係を前提に作られた旧世代の組織は、将来的に改変されるべきであるのは間違いないが、そのような改変を行わせるためには、強者が弱者に寄り添ってくれるのを待っているだけでは不十分である。市民社会の側も常に向上していく姿勢が必要となるだろう。そのために私はビジネスモデルを通じた資金調達をNGOの活動内に取り込むことが効果的であると考える。つまりは、NGOの社会企業家である。これについてはまた場を改めて述べる。


本書はインタビュー形式であり、非常に表面的な部分しか触れられていないので、ソロス氏の哲学の入門書としては良いかもしれないが、私としては少し物足りなさを感じた。機会があればソロス氏自身の著作を読んでみたい。



[1] 東西ドイツの統一以来、過大評価されていたイギリス・ポンドが暴落した事件。ポンド危機。

クリックで応援ヨロシクお願いします。



2010-01-09(Sat) 12:54| 評論| トラックバック 0| コメント 1

コメント

ジョウジソロスに関しては色々悪い噂も有りますが、
私の知る限り素晴らしい人物です。
多くの若い日本人の面倒もみています。

2010-12-22(Wed) 15:47 | URL | 山田 #IYvIGV4s[ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら

カレンダー(月別アーカイブ)

プルダウン 降順 昇順 年別

08月 | 2019年09月 | 10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -


ブログ内検索

<古本市場>

Amazonでは中古品を出品者から購入すると必ず340円の送料がかかってしまいます。古本市場でなら、中古品でも2000円以上買えば送料無料です。中古品を買うなら古本市場がお勧めです。

<Amazon>

私もいつも利用しているAmazonです。洋書のベストセラーを読んで英語学習に役立ててみてはどうでしょう??

Ajax Amazon

レビュープラス