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読んだ本を忘れてしまわないためのアウトプットの場。読んだ本の中でも是非皆さんに読んで頂きたい本を【お勧めの本】として紹介しています。本を選ぶ参考にしてみてください。

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『図書館に訊け! 』

図書館に訊け! (ちくま新書)
図書館に訊け! (ちくま新書)
筑摩書房 2004-08-06
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おすすめ平均 star
star今すぐ図書館に行って調べたくなる本
star図書館の使い方
starヒヨッコ図書館員にも良書。

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図書館利用のための指南書である本書は、市民のための調査方法を網羅した『自分で調べる技術―市民のための調査入門』の中で紹介された図書館の利用の部分に特化し、図書館の裏事情などにも触れながら、利用という立場から図書館を論じた良書であるといえる。インターネットが発達している現代において、調べ物をするために図書館にわざわざ出向く人は少ないだろう。必要な情報は検索エンジンを通じてすぐさま入手できるからだ。しかしながら、インターネットが発達しても図書館はその存在意義を失うことはない。それはなぜか。
 
一般にwikipediaなどに代表されるインターネットソースは、校閲を経ていないものが非常に多いため未だ信頼性が低い。信頼性という面で、各分野において一定の評価のある参考図書に勝るものは無いのである。しかしながら、新刊書店や古書店も図書館と同様に文献を扱う。こうした書店と比較した場合、図書館は最新刊の提供に時間がかかりこそすれ、「限られた予算で最大限のコレクション構築を行うため、厳しい選択評価をくぐり抜けた資料を蓄積しており、品切れ・絶版になった本も保存されている。また通常世間に流通していない類の資料(灰色文献)も館員の努力によって収集されているので、調べ物をするには圧倒的に有利な存在なのだ。」(P33、色づけ・括弧は私による補足)
 
図書館における探索のための基本ステップは以下の通りだ。(P122)
(1)調べたいトピックがなんであるかを決める
(2)調査対象トピックの基本情報と背景情報を調べる
(3)目録や書誌を使って関連主題を扱った図書がないか調査する
(4)雑誌記事索引や書誌を利用して関連主題を扱った雑誌論文や雑誌記事を探索する
(5)統計や図書・雑誌以外のファクト(事実)データを調べる
(6)インターネット情報や視聴覚資料を調査する
(7)集めた資料を評価して利用する
(8)利用した資料の典拠を記述する
 
(2)において必ず用いなければならないのが百科事典である。なぜなら、「百科事典があらゆる領域を包含し、これから調査する主題の定説・通説を記述しているからである。」(P131)何事も基本がしっかりしていなければ応用に進むことができないというが、斯界の権威による凝縮された解説によって調査対象事項の基本を網羅した百科事典こそ、全ての調査の出発点となるのである。
 
百科事典を引く上での注意点は二つある。一つは「索引から引く」ということ、もう一つは「複数を引き比べる」ということである。全ての百科事典は索引巻をもっている。この索引巻を確認した後に、見出し巻の本文を見ることで、別の項目の中で解説されているかもしれない探索事項を全て網羅することができるのだ。逆に言えば、この作業をしないと他の項目に書かれているであろう様々な関連事項を見落とすことになる。加えて、全ての百科事典は編者や作成者の意向によって記述内容や項目の立て方などが全て異なる。したがって、複数の辞典を引き比べることで浮き彫りになる重複部分は、その分野において広く認知された定説であると考えることができるし、説明内容が食い違っている部分は未だ決着がついていない領域であると考えることができる。これらの作業を行い、調査の前提知識を仕入れることが重要である。
 
百科事典もインターネットで利用できるようになっている。以下のサイトは有料会員制であるが、多くの図書館で導入されているので、図書館に行けば無料で利用できる。
『世界大百科事典』(平凡社)が提供する「ネットで百科」(有料会員制)
『日本大百科全書』が提供する「ジャパンナレッジ(有料会員制)、「Yahoo!百科辞典」(無料)
これらのサービスでは、自分が打ち込んだキーワードに関連する他の単語をピックアップして表示してくれるし、リンクを辿ることで相互参照もできるため、これまでキーワードによる「点」の検索でしかなかったインターネット検索の弱点を克服するものといえるかもしれない。何より、最新事項の更新が印刷媒体と比べて断然早い。インターネットの利点と印刷冊子の利点を上手く組み合わせたツールであるといえるだろう。
 
 
また、(3)の目録検索に役立つサイトとして、
①ホームライブラリ検索:OPAC(Online Public Access Catalog)
②他館所蔵の資料検索:国立情報学研究所 NACSIS Webcat、国立国会図書館NDL-OPAC
③海外図書館の資料検索:OCLC WorldCat
 
(4)の雑誌記事検索に役立つサイトとして
①国立国会図書館編集:雑誌記事索引(NDL-OPAC)
MAGAZINEPLUS・・・有料だが国内最大のデータベース。使えるなら①よりもこちらを使う方が良い。
大宅文庫雑誌記事索引総目録・・・大衆娯楽誌・風俗誌専門。有料。
などがある。

 
こうした文献検索方法は様々な場面において役立つものであると思われる。積極的に利用していきたい。
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2009-12-12(Sat) 15:16| 評論| トラックバック 0| コメント 0

『人類が消えた世界』

人類が消えた世界
人類が消えた世界鬼澤忍

早川書房 2008-05-09
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おすすめ平均 star
star秀逸な読み物
star未来よりむしろ今が問題
star読み応えのあるノンフィクション

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「もし人類が突然いなくなったとしたら」という仮定を、様々な視点から非常に細かくシュミレーションしたノンフィクションの作品である。”I am Legend”などの人類滅亡を描いた映画が取り沙汰される中において、本書はSF作品の要素は全く無く、ひたすら科学的証拠に基づいた事実が語られる。私達が住む街や動物達、または有害な化学物質はどうなってしまうのか、様々な分野の専門家にインタビューをしながら非常に詳しい筆致でそれぞれの人間の痕跡の行方を追っていく。分野横断的な作品なので内容はかなり幅広く感じるが、一貫して著者の視点の根底にあるものは、「人類VS地球」という考え方だ。
 
人類は極めて「不」自然な生活をしている。例えば、世界の中心ニューヨーク・マンハッタン島の地下水路には、753基のポンプが絶えず稼動し、アスファルトで島が覆われる前に土壌と川が果たしていた排水設備を人為的に代替している。ひとたびこの設備が停止すれば、ニューヨーク全体はたった一度の降雨によって洪水の波に飲まれ、あっという間に地盤は沈下し、超高層ビル群は土台から崩れ去るだろう。整備をする者がいなくなったジョージ・ワシントン橋は、冬になって広がった膨張目地の間に風で飛んできた色々なものが入り込む。そして夏に金属膨張を起こした際に、これらの異物が橋桁を少しずつずらし、橋全体が落下するまでにそれほどの年月はかからないだろう。
 
建造物だけではない。人間はこれまで自然に存在しなかった様々な化合物、そして生物を作り出した。象徴的な例として挙げられているのが、プラスチックである。ポリ塩化ビニルやポリエチレンなどの人工プラスチックは、私達が想像している以上に丈夫な物質だ。紫外線によって非常に長い年月を経て光分解することはあるが、これも埋め立てられた土の中や水中などの条件化においては十分な紫外線が得られず、分解に更なる時間がかかる。そして、今の自然界にプラスチックを完全に分解する酵素を生み出すことのできる微生物はまだ存在しないため、これら遮光された場所に存在するプラスチックは半永久的に残り続けるだろう。
 
「燃えて灰になったわずかな量を除けば、この50年ほどのあいだに世界で製造されたプラスチックのほぼすべてが、まだそのまま残っています。環境のどこかに存在しているのです。」(P192)
 
とアンソニー・アンドラディ博士は語る。一見すると、機械的な風化作用で姿を消しているように見えるプラスチックも、単に小さな破片へと砕けているだけで、目に見えない粒子となって自然界に残っている。生分解と銘打ったポリ袋も、それらを構成するセルロースやデンプンが分解したあとは、透明でほとんど目に見えないプラスチックの粒子が何万と残るのだ。そしてこれらの粒子は、上述したように、長い年月をかけた紫外線による光分解によってしか完全に分解されない。結果的に、これらの小さなプラスチックの粒子はプランクトンによって摂取され、食物連鎖を通じた生物濃縮が起きるだろう。
 
こうした人類の爪あとを消し去るには、何万年という月日がかかる。逆に言えば、時間が経てば傷は癒えるのだ。楽観主義者は、「いずれ自然が全てを癒してくれるから大丈夫」と考えるかもしれない。しかしながら、こうした自然への暴挙が私達の生活に影響を及ぼし始めている現状において、私達は自らの意思をもって環境破壊を止めなければならないのは明らかだ。
 
もう一つ、本書による興味深い提案の一つに「人口統制」がある。現在の世界人口は約60億人、さらに得四日に100万人のペースで増え続けている。このまま人口が増え続ければ、食糧危機のような問題はもちろんのこと、我々が生活することによって破壊される環境の規模は計り知れないだろう。したがって、人類が存在することで引き起こされる様々な問題を根本的に解決するために、全女性一人につき子供を一人と限定する世界的な政策をとるのである。世界の出生率(2006年度版)をみると、ほとんどの先進国の出生率は1.3程度であり、その反面で多産多死である途上国地域における出生率が非常に高い。まず、余裕のある先進国が自国の出生率を1.0にまで制限することは政策的にそれほど難しくないだろう。そして、途上国への支援を行いながら、これらの国々における多産多死の生活状態を改善していくのである。NEWSWEEK2009119日号)の記事でも、ゲイツ夫妻が人口超過の問題解決を通じて環境破壊を止めることについて言及している。自分の子供が簡単に死ぬものではないと知った母親達は、無闇に子供を持たなくなる。途上国支援によって幼児の死亡率を下げることは、逆説的に人口の減少に繋がるのである。
 
全ての生物には密度効果によって、個体数が多くなると何らかの形で個体数の増加にブレーキをかける仕組みが働くとされている。しかしながら、人間にはこうした密度効果が働いているとは思えない。例えば、東京や大阪などの人口過密地域は、明らかに生物として許容できる人口密度を超えているように思われる。ただ、我々は人間だけが持つことを許された知性・意思によって、密度効果を無視してそこに住むことを選択しているのだ。そうであるならば、同様に私達の知性によって、増えすぎた人口を減らしていくことは間違いなく可能であるし、そうすることが知性を持つ上での義務であるとは言えないだろうか。このような統制は知性を持った人間にしかできない。それを選択するか否かは私達の意志にかかっている。

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2009-12-05(Sat) 15:35| 評論| トラックバック 0| コメント 4

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