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読んだ本を忘れてしまわないためのアウトプットの場。読んだ本の中でも是非皆さんに読んで頂きたい本を【お勧めの本】として紹介しています。本を選ぶ参考にしてみてください。

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ブログを思い通りにカスタマイズしたいという方にはFC2ブログがお勧めです。初心者の方でも安心して使えます。ブログを作ったら、ブロともになりましょv(。・ω・。)

人生で特に影響を受けた本たち

『後世への最大遺物・デンマルク国の話』

後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)
後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)
岩波書店 1976-01
売り上げランキング : 45686

おすすめ平均 star
star本書を読めば書物もメンターになりうるということが理解できるかもしれない
star日本人一人一人は、そして日本と言う国はこれからいかに生きるべきか
starただよく生きることに大きな価値がある

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これまでの22年間の人生の中で、私が最も影響を受けた本が本書である。初めて本書に出会ったのは高校生の時分であった。高校時代というのは、将来の進路や自分の夢などについて真剣に悩む時期であり、私自身も例に漏れず生きる意味や自分の人生について日々悩んでいた。当時17歳であった私が、おぼろげながら意識していた考えというのが、人生の意味というのは「この世に何かを残すことではないか」ということであったのだが、本書はそんな私の考えを補強し、さらに発展させてくれたのである。
 
生きる意味とは、後世に自分の遺物を残すことである。何を遺すかは人それぞれであろう。ただし、せっかく遺すのであるから、何か世のため人のためになるものの方が良い。天文学者のハーシェルは言った。
 
わが愛する友よ、われわれが死ぬときには、われわれが生まれたときより世の中を少しなりともよくして往こうではないか。
 
この意見に大抵の人は賛成してくれるものと思う。みんな選ぶことができるなら、悪人になるよりも善人になりたいだろう。では、何を遺すか。
 
著者は、金や事業をまず挙げる。なぜなら、この世の大抵の問題は、それが社会問題であろうと、教育問題であろうと、煎じつめてみれば金銭問題に行き着くからだ。世の中は金が全てなどと浅ましく言うつもりは毛頭ないが、やはり何を行うにしても金銭問題が付きまとうのは疑いようのない事実である。ただ、金を稼いだ後、それをどのように使うかがさらに重要なのだ。守銭奴のように、自分の稼いだ金を他人から守り抜いて守り抜いて別段何をするわけでもなく死んでいったとしたら、それはつまらない人生であろう。ビル・ゲイツのように世のため社会のために金を使ってこそ、この世で金を稼いだ意味があるのではないだろうか。先にも述べたように、金は絶大なるパワーを持つ。孤児院を立てることもできるし、エイズの撲滅に費やすこともできる。一番現実的かつ効果的な貢献だ。
 
同様のことは、事業(例えば、私がJETROにおいて目指す、途上国と先進国との間の貿易関係作り等がこれにあたる)においても当てはまる。三井物産のような大企業を事業として立ち上げることが、日本経済の発展にどれほど貢献したか分からない。また、菊池寛の小説にもあったように、危険な山道を通らなくてもすむよう、生涯かけてトンネルを山に掘ることも立派な事業であるといえるだろう。こうした金銭や事業が、私達の生活に直接与える利益は計り知れない。
 
ただし、全ての人がビル・ゲイツのように大金を稼ぎ出せるわけではない。三野村利左衛門のように大企業を築き上げることもできない。では、もっと簡単に後世に残せるものとして著者が挙げるのが、思想であり、「勇ましい高尚なる生涯」なのである。思想とは、つまり文学作品などによって自信の考えや意見を世に出版するということだ。このブログもその一種である。しかしながら、後世にわたって読み継がれる思想を残すことも並大抵のことではない。
 
そこで、誰でも残せる異物というのが「勇ましい高尚なる生涯」なのである。少し抽象的であるかもしれないが、自分が生きた人生の足跡、足掻いて足掻いて眼前の困難に打ち勝ったという事実が、後世の人にとって与える影響は非常に大きい。というのも、私自身も母方の祖父の人生に感銘を受けたからである。祖父はタンカー船の船長を辞めた後、身一つで某企業の社長まで上り詰めた。確かに、働いていた企業は大企業ではないが、未だに周囲の人から尊敬されている自慢の祖父である。祖父の生涯は間違いなく私に影響を与えてくれたし、祖父の周囲の人にも少なからずの影響を与えてきたのではないか。
 
別に波乱万丈な人生を歩まなくても良い。ただ、地味でも良いから、お天道様に胸を張って生きていく人生を歩みさえすれば、きっとその生涯は誰かの人生の糧となり、指針となるはずである。なぜなら、私達の人生自体が、一つの大事業であるのだから。
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2009-07-31(Fri) 11:55| 思想・哲学| トラックバック 0| コメント 0

『日本語の作文技術』

日本語の作文技術 (朝日文庫)
日本語の作文技術 (朝日文庫)
朝日新聞社出版局 1982-01
売り上げランキング : 518

おすすめ平均 star
starわかりやすい文章の書き方
star文章推敲の強い見方
star本多さんは嫌いだが、この本は例外

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新聞記事や評論などの事実的な記事を書く人にとって、本書は手放すことのできない一冊になるだろう。また、私達が普段使っている日本語を、語学的な観点からではなく、実用的な観点からより深く知りたいという方にとっても間違いなくお勧めできる一冊である。
 
というのも、普段から文章を書くことの多い人は、自分が書いた文章にある種のこだわりを持っていることと思う。例えば、句読点を打つ位置や語順、漢字を使うべきか否かなど、自分自身の思想や人生観を読み手に分かりやすく伝えるために様々な工夫をしているのではないだろうか。私自身もその例に漏れず、自分の書く文章にこだわりを持っているのであるが、そのこだわりが今まで非常に感覚的であった。何となく「この書き方では変だな」という曖昧な基準で文章を書いていたのである。
 
私が本書をお勧めする理由はまさにここにある。つまり、本書は私達の文章に対する「こだわり」を技術として具体的かつ論理的に紹介してくれているのだ。一例を挙げてみよう。以下は、「Aが、私がふるえるほど大嫌いなBを、私の親友のCに」という句を「紹介した。」に続くように並び替えた文章である。

Aが私がふるえるほど大嫌いなBを私の親友のCに紹介した。
Aが私の親友のCに私がふるえるほど大嫌いなBを紹介した。
③私がふるえるほど大嫌いなBAが私の親友のCに紹介した。
④私がふるえるほど大嫌いなBを私の親友のCAが紹介した。
⑤私の親友のCAが私がふるえるほど大嫌いなBを紹介した。
⑥私の親友のCに私がふるえるほど大嫌いなBAが紹介した。

どの文章が分かりやすいだろうか。恐らく、④と答える人が多いのではないだろうか。また、分かりにくく不自然な文章として①②⑤が挙げられるのではないか。同様の操作を「ライトを消して、止まらずに、速く」という句を「走る。」につなげて行ってみてほしい。

「ライトを消して止まらずに速く走る。」

という語順が一番分かりやすく、誤解のない文章になると思われる。
 
このような印象の違いから、著者は分かりやすい文章を書くための修飾語の原則を導き出す。それは、
①節を先に、句をあとに。
②長い修飾語ほど先に、短い修飾語ほど後に。
③大状況・重要内容ほど先に。
④親和度(なじみ)の強弱による配置転換。
の四つである。ただし、これらはあくまで原則であって絶対的規律ではないことに注意してもらいたい。例えば、句読点を組み合わせることでも、これらの原則は容易に崩れ去る。上述の①などは、「Aが、私がふるえるほど大嫌いなBを私の親友のCに紹介した。」とすれば、全く問題はない。どちらを選ぶかは書き手の好みである。
 
 
そして、最も気を付けなければならないと私が感じたのは、紋切型という用語である。例えば、「ぬけるように白い肌」「複雑な表情」「嬉しい悲鳴」「ガックリと型を落とした」などの慣用句的表現を紋切型表現という。こうした慣用句的表現は便利で使いやすく、多くの人によって何度も使われてきた表現である。しかしながら、多くの人によって何度も使われてきたということは、すなわち表現が古臭く、手垢にまみれているということだ。実際に、「ぬけるように」とはどんな肌なのか。複雑な表情とは、怒っているのか、悲しんでいるのか、はたまたそれが相まって複雑だと言っているのか。こうした安易な表現を使った瞬間、その文章は一見「名文」のように見えて、マンネリズムの見本のような俗っぽい文章になってしまう。
 
かくいう私自信も、既に「手垢にまみれている」などのような紋切型すれすれの言葉を使ってしまっているし、今まで書いた文章は読み返すのも恥ずかしいほど稚拙な表現が目立つ。紋切型は、作者の個性を潰し、新鮮味の欠けた文章を平気で作り出してしまう。名文とは、自分の思想や人生観を読み手に印象付けることのできる文章のことである。では、自分自身の言葉を使わず、借り物の通念化された言葉を用いることで、自分の文章を相手に印象付けることができるだろうか。紋切型に頼ることは、物事を安易に通念化してしまい、その奥に潜む本質を見落としてしまう重大な危険をはらんでいる。
 
こうした目からウロコ感覚的なものであった文章技術を、原則化・論理化してくれた本書は、文章を書く方の必読書である。ぜひ読んで頂きたい。

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2009-07-29(Wed) 11:49| 評論| トラックバック 0| コメント 0

『こんな経営手法はいらない』

こんな経営手法はいらない
こんな経営手法はいらない日経ビジネス

日経BP社 2000-06
売り上げランキング : 779852

おすすめ平均 star
starこんな本いらない
star失敗から学ぶのは大切なこと!
star名前だけの経営手法を反面教師としてとらえる

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2000年に出版された本であるので、取り扱われている内容がやや古いかと思いきや、未だ耳にする企業経営の問題点が指摘されており、10年経った今でもこうした問題というのは解決されていないと感じた。
 
本書が取り上げている「いらない」経営手法というのは、
①サプライチェーン、②ISO規格、③バブル社員・新卒社員
④賃金制度、⑤
IT導入、⑥アフターサービス
の六つである。
 
豊富なケーススタディを用いて、こうした新制度の導入が従来の日本型経営に対してどのような弊害を生じさせているのか紹介している。著者はこうした「経営手法」がいらないと言ってしまっているが、事例を見ていくと、問題があるのは「経営手法」自体ではなく、それらを自社に上手く消化して実施することができない「経営者」であるという実体が見えてくる。そうした経営者が導入しようとする「中途半端な経営手法はいらない」とした方が意味が通るか。それ以前に③の社員などは経営手法のカテゴリーに入らない。そうした言葉の曖昧さに少し違和感を覚えた。
 
内容としては、制度の成功例と失敗例が対比して紹介されており、制度自体の批判というよりも生半可な制度の導入をして満足している企業批判という傾向が強かった。ブームに乗ったサプライチューンの導入、形骸化するISO規格、評価が不透明な賃金制度・・・どれも中途半端な考えで形だけ他の企業を真似てみても、決して良薬となることはない。周囲の企業の動きに流されることなく、制度の導入が自社の現状を改善することができるのかを何度も吟味しつつ実験的に導入し、何度も改良を重ねて自社の企業風土に合致する体制にしていかなければ新薬も全く意味がないのである。
 
こうした形だけの改革というのは『戦略シナリオ考と技術で紹介した「思考のモラルハザード」の典型例である。他社の真似をするだけで、問題の本質や解決策について戦略的に思考できていない。その結果、改革とは名ばかりで新制度による消化不良や食中毒が企業内で起こってしまう。制度を闇雲に真似することの危険性を本書は提起してくれている。

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2009-07-27(Mon) 23:37| ビジネス書| トラックバック 0| コメント 0

『戦略シナリオ 思考と技術』

戦略シナリオ 思考と技術 (Best solution)
戦略シナリオ 思考と技術 (Best solution)斎藤 嘉則

東洋経済新報社 1998-11
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おすすめ平均 star
stargood !!
star本物です。
star知識から実践へ

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問題解決プロフェッショナル「思考と技術」において学んだ思考方法を駆使して、実際にビジネスで戦略を立てていくためにはどうすれば良いのかを解説した本である。某外資系コンサルティング会社も本書を新入社員に読ませているそうだ。本書で解説されている戦略思考とは「不確実なビジネス環境において、明快な将来のシナリオを創る思考(P11)のことである。著者は現代の社会問題を「思考のモラルハザード」が引き起こしたと主張する。「思考のモラルハザード」とは「社会、業界、企業あるいは一部門あるいはプロジェクトすべてが直面する問題に対して、責任を持って将来を洞察し、それぞれの理念に基づきリスクを伴う判断をし、具体的アクションに結びつく結論を出すこと」(P14)できない思考のことである。
 
具体的には、「オペレーション思考」と「ギャンブル思考」がその典型として挙げられる。「オペレーション思考」とは、現状で顕在化している従来の枠内でしか解決方法を見出せない思考のことであり、以前解説ゼロベース思考とは対極に位置するものである。従来の枠内での思考に留まっている限り、あらゆる点において改革は望めない。また、「ギャンブル思考」とは、従来の枠内から逸脱することはできたが、その時点で論理的に考えることができなくなった結果、失敗の可能性を清浄に判断することができずにリスクを無視した博打のような結論を出すことである。昨年の金融危機における各金融機関の判断はまさに「ギャンブル思考」といってよい。新しい金融商品を開発したのはいいが、そのリスクを無視して目先の利益を追った結果が金融危機である。
 
では、戦略思考を行うためにはどうすればよいのか。著者は以下の三つのスキルを必須のものとして挙げる。
①責任をもって具体的結論を出す力:問題解決プロフェッショナル「思考と技術」で解説した「仮説思考」を責任を持って導き出す力のことである。
②過去から将来までロジックで構造を洞察する力:問題の真の原因と将来の解決の方向性をロジックで洞察する力のことである。
③価値基準をもってリスクを伴う判断を行う力:価値基準は判断を下す際に最も重要になるものである。著者は、具体的な数値を伴う収益上の評価基準と、抽象的な企業理念などの基準の二つを挙げている。これら2つのハードとソフトの基準をクリアして初めて「ベターな戦略」を打ち出していくことができるのである。
 
本書は問題解決プロフェッショナル「思考と技術」において紹介された手法をいかに実践していくかに焦点が絞られているという点で、非常に実践的な本である。本書で解説されている概念も、挙げてしまえば上述した戦略思考をいかにおこなうかという点に要約される。単純な内容の本であるといってしまえばそれまでであるが、日々生活している中で、私達は単純なことを実践していくのがいかに難しいか実感しているのも事実である。本書は非常に丁寧に事例が引用されているのでイメージが掴みやすく、実践的であるという点で良書といえるのではないだろうか。繰り返し繰り返し読んで、戦略思考のエッセンスを自分のものにして欲しい。

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2009-07-20(Mon) 13:44| ビジネス書| トラックバック 0| コメント 0

『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』

問題解決プロフェッショナル「思考と技術」
問題解決プロフェッショナル「思考と技術」齋藤 嘉則

ダイヤモンド社 1997-01
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おすすめ平均 star
star問題解決のメソッドを分かりやすく紹介
starロジカルシンキング入門書
star早速実践できる

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私が初めて手に取ったビジネスの理論書である。就職活動を行うにあたって、ビジネスというものがどのようにして進行しているのかを知るために、『戦略シナリオ 思考と技術』と合わせて買った。ビジネス理論書としては比較的簡単な部類に入るだろう。著者は頭でっかちな理論書を書くよりも、単純な理論を確実に実践できるように支援したいという思いで本書を執筆したそうだ。したがって、紹介されている理論は基本的なものばかりであり、事例もかなり単純化されている。ビジネス理論の入門書としては最適の一冊ではないだろうか。本書の構成としては、半分を思考と技術の解説にあて、残り半分を全ての理論を統合したソリューション・システムの解説にあてている。

紹介されている理論・思考方法というものを下に紹介する。これらはビジネスの現場だけでなく、実生活においても間違いなく役に立つ。
 
(1)ゼロベース思考:「既成の枠」を取り外して考える
【①自分の狭い枠の中で否定に走らない】
たった一つの否定的要素によって物事全体を否定してはいないだろうか。複雑な問題になればなるほど現状の枠の中だけで思考してしまい、枠の外に目が向かなくなる。枠の外の可能性にチャレンジすることで、否定的要素を跳ね返す解決策があるかもしれないのに、目前の事実だけで全てを否定してしまう。物事を否定的に見るのではなく、常に「この課題には解決策がある」という前提でポジティブに思考することが重要である。
【②顧客にとっての価値を考える】
これはビジネスにおいて必須の価値観である。ゼロベースで思考する際の方向性として、自分の立場や自部門の立場をだけで問題を捉えず、根本的な「顧客にとっての価値」を考えることで、既成の枠から抜け出すことができる。
 
(2)仮説思考:常にその時点での結論を持ってアクションを起こす。
【①アクションに結びつく結論を常にもつ】
「ビジネスの現場では一つの具体的結論が100の評論に勝る」(P33)。つまりはグダグダ現状を分析したり解説したりするよりも、初めに結論を出してしまうことが重要である。
【②結論に導く背後の理由やメカニズムを考える】
次に、出した結論に対する背後の理由やメカニズムを考える。事実を一から積み上げて演繹的に結論に至るよりも、最初に結論を出してその結論に至るまでのメカニズムや理由を帰納的に考えた方がよりスピーディに問題の仕組みを考えることができるし、一応の結論が定まっているため議論も横道に逸れない。
【③「ベスト」よりも「ベター」を実行】
こうしたプロセスで導き出した結論は、今よりも「ベターな解決策」であることが分かった瞬間に実行に移す。というのも、ビジネスの世界や私達の実生活における問題に絶対的正解は存在しない。よく「ベストの解決策や選択があるのでは・・・」と考えていつまで経っても行動できない人を見かけるが、では「ベストの解決策」を思いつかなかったらどうするのか。そして、「ベターな解決策」を実行する機会まで逃してしまったら最悪である。大抵の場合は解決策を実行に移しても軌道修正がきく。実行しながらさらに熟考を重ねに重ね、「ベストの解」に近づけばよいだろう。
 
次に紹介されるのは問題解決の技術である。上述した2つの問題解決のための態度を念頭に置き、さらに問題を深く理解していく技術として、「MECE(ミッシー)」と「ロジックツリー」が紹介されている。「MECE」とは「モレなくかつダブりなく」という概念のことで、これを実践するためのフレームワークとして「3C(Customer, Company, Competitor)」や「4P(Product, Price, Place, Promotion)」等がある。また、「ロジックツリー」とは、下図のようないわゆる論理の樹形図のようなものである。
image.png 

こうした技術を使って問題を論理的に把握していく。簡単なようで非常に難しい。本書は分かりやすい事例が豊富なので、どのように実践していけばよいのかイメージがしやすいだろう。内容が少し簡単すぎるとの批判もあるが、難しい理論を紹介すれば良いというわけではない。読者が実践できるように上手く手助けしてくれる本こそが良書である。私も実生活の中でこうした思考と技術を心がけていきたい。

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2009-07-19(Sun) 12:28| ビジネス書| トラックバック 0| コメント 0

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